早いもので、もう7月ですね。もうすぐ1学期が終了し夏休みになりますが、夏の計画は考えているでしょうか。夏休み期間は学校の授業がなく、また長期休暇ということでつい生活のリズムが崩れがちな時期です。夏休みを有意義なものにするため、必ず自分なりの学習計画を立て、規則正しい生活を心掛けましょう。
なお、計画は立てただけでなく実行しなければ意味がないわけですが、そのためには実行可能な計画を立てなければなりません。以下、私の経験から、計画を立てる際のコツらしきものを挙げておきますので参考にしてください。
1 無理はしないこと。毎日のノルマは可処分時間の7~8割程度で出来る程度にとどめ、必ず休み時間や予備の時間をとっておく。
2 計画の軸を決めること。気が向いたときにやればよいというのではなく、1日のうちの何時から何時まではこれをするというように、毎日同じ時間にするものを決め、それを軸として他の予定を立てるようにする。部活や塾の夏期講習などでもよい。
3 学習の優先順位を付けること。まず、しなければならないことを全て紙にでも書き出した上で、重要なものから順に並べ直す。そして、時間に余裕がないときには、無理に全部を片づけようとせず、重要なものから順に可能な範囲で処理する。
イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートによると、重要なものから順に2割を処理すれば、それで全体の8割がカバーできるそうです(パレートの法則)。何ごとにおいても、あれこれと手を広げるのではなく、迷ったときには基本に忠実にすることを心掛けましょう。俗に難関校といわれる高校でも、それで十分に合格できます。